舘田教授「飲み会や会食でも感染広がる 市中感染示すサイン」

舘田教授「飲み会や会食でも感染広がる 市中感染示すサイン」
政府の分科会のメンバーで日本感染症学会の理事長を務める東邦大学の舘田一博教授は、「4連休の初日にこのような数字が出てきて少し驚いている。接待を伴う飲食以外に普通の飲み会や、仲間どうしの会食などでも感染が広がっていて、これは市中感染が起きていることを示す非常に注意しなければならないサインだと考えている」と話していました。

そのうえで「今は多くが軽症だとしても、これだけ毎日、新たな感染者が出てくると全体としては感染者の数が多くなるため、医療機関でもベッドが足りなくなる状況が見えてきている。また、重症者の数も増えてきているのですぐにも病床を確保して重症者に対する受け入れ体制を整えていかなければならない」と指摘しました。

また、重症者への対応では人工呼吸器やECMOと呼ばれる人工心肺装置が重要だとして、「第1波の経験をもとに、重症者が増えた場合に速やかに人工呼吸器やECMOなどを使うことができるよう医療機関どうしの連携など備えることが必要だ」と話していました。