神奈川県内では23日、合わせて53人が新たに新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表されました。緊急事態宣言が解除されて以降では、68人だった22日に次いで、2番目に多くなりました。

神奈川県内では23日、10代から80代までの男女、合わせて53人の新たな新型コロナウイルスへの感染が発表され、症状は重症が1人、中等症が4人、残る48人は軽症または無症状だということです。

横浜市では25人の感染が発表され、このうち2人は横浜国立大学の学生で、すでに感染が確認されている運動系サークルなどの学生6人と会食をしていたということです。市はクラスターが発生しているとみて、濃厚接触者の特定を進め、さらに感染が広がっていないか調べることにしています。

川崎市では14人の感染が発表され、このうち70代の自営業の女性は今月14日に発熱の症状が出て、22日感染が確認され、医療機関に入院していますが重症だということです。

相模原市では6人の感染が発表され、このうち80代の男性は定期的に訪問看護を受けていて、今月17日に発熱の症状が出たあとも感染が確認されるまでの間、訪問看護が続けられていたということです。市は、自宅で看護にあたった3人を濃厚接触者とみて、ＰＣＲ検査を行うことにしています。

神奈川県は5人の感染を発表し、このうち、秦野市に住む60代の女性は21日、腹痛を訴えて病院に運ばれ、手術を受ける前に検査したところ22日、感染が確認されたということです。

23日午前中には藤沢市が20代の介護職の男性を含む3人の感染を発表しています。

ＮＨＫのまとめでは、神奈川県内で発表された感染者はこれで2158人となり、このうち98人が死亡しています。