社会
「Go Toトラベル」開始 沖縄のマリンレジャー業界は
観光需要を喚起するためのキャンペーン、「Go Toトラベル」が、22日から始まりましたが、大きな打撃を受けている沖縄県のマリンレジャー業界では感染への不安と経済回復の両立に不安を抱えながら準備を進めています。
沖縄県によりますと、ことし6月に観光などで沖縄を訪れた人は新型コロナウイルスの影響で、去年の同じ月に比べて83%減少し、厳しい状況が続いています。
こうした中「Go Toトラベル」が22日から始まり、沖縄県の観光の中心の1つマリンレジャー業界でも受け入れに向けて準備を進めています。
このうち石垣市でダイビングやクルーズ船の運航などを行う会社では独自のチェックシートを作って、100万円ほどをかけて感染防止対策を進めています。
こうした中「Go Toトラベル」が22日から始まり、沖縄県の観光の中心の1つマリンレジャー業界でも受け入れに向けて準備を進めています。
このうち石垣市でダイビングやクルーズ船の運航などを行う会社では独自のチェックシートを作って、100万円ほどをかけて感染防止対策を進めています。
チェックシートでは
▽利用者には船の上でのマスクの着用や1メートルほど離れてもらうほか、
▽トイレや船内にある装備の消毒を徹底することなどが決められ、チェック項目は64に上ります。
▽利用者には船の上でのマスクの着用や1メートルほど離れてもらうほか、
▽トイレや船内にある装備の消毒を徹底することなどが決められ、チェック項目は64に上ります。
また、シュノーケルなどのダイビング器材については殺菌効果の高いとされる液体に30分以上つけたあと、洗剤でも丁寧に洗い、乾燥を徹底することも含まれていて、器材の消毒だけでも通常の4倍以上の2時間程度かけているということです。
この会社では例年、月に2000万円ほどあった売り上げが5月、6月と60万円ほどに落ち込み、家賃や従業員の人件費などに毎月2000万円以上かかりますが銀行からの借入金を切り崩しながら経営を続け、キャンペーンに期待していました。
ただ、8月にはすでに130人余りの予約が入っていましたが、「Go Toトラベル」で東京が対象から外れた今月17日以降、40人以上のキャンセルが出ていました。
社長の安谷屋正和さんは感染拡大防止と経済回復の両立にいまも不安を抱えています。
安谷屋さんは「キャンペーン自体はものすごく期待をしていましたがちょっと不安です。コロナと経済に今でもジレンマを抱えていますが収束した時には、たくさんのお客様が来ていただけるような環境を作っていきたい」と話しています。
この会社では例年、月に2000万円ほどあった売り上げが5月、6月と60万円ほどに落ち込み、家賃や従業員の人件費などに毎月2000万円以上かかりますが銀行からの借入金を切り崩しながら経営を続け、キャンペーンに期待していました。
ただ、8月にはすでに130人余りの予約が入っていましたが、「Go Toトラベル」で東京が対象から外れた今月17日以降、40人以上のキャンセルが出ていました。
社長の安谷屋正和さんは感染拡大防止と経済回復の両立にいまも不安を抱えています。
安谷屋さんは「キャンペーン自体はものすごく期待をしていましたがちょっと不安です。コロナと経済に今でもジレンマを抱えていますが収束した時には、たくさんのお客様が来ていただけるような環境を作っていきたい」と話しています。
沖縄県のビーチでは
新型コロナウイルスの影響で沖縄県の海を訪れる人が大幅に減っています。
沖縄県糸満市にある「美々ビーチいとまん」では例年30万人が訪れますが、ことし4月から6月までに訪れた人は例年の6分の1まで落ち込んでいるということです。
ライフガードを務める男性によりますと例年6人の態勢で監視を行っていますが、ことしは2人に減らしたということです。
神奈川県から5歳の子どもと訪れた男性は「とても利用者が少なくて、プライベートビーチみたい」と話していて、東京から20代の娘と訪れたという50代の女性は「毎年、沖縄に来ているが、ここまで少ないのは初めてです。さみしいです」と話していました。
また、年間5万人以上が訪れる石垣市の底地ビーチでは4月から6月までに訪れた人が例年の4分の1ほどに減少しているということです。
ビーチを管理する男性は「ちょっと困惑はしていますけど、来てもらって感染が広がっておじい、おばあに広がるのも怖いですし、かといって来ないでというのも言えず、微妙な心境です」と話していました。
沖縄県糸満市にある「美々ビーチいとまん」では例年30万人が訪れますが、ことし4月から6月までに訪れた人は例年の6分の1まで落ち込んでいるということです。
ライフガードを務める男性によりますと例年6人の態勢で監視を行っていますが、ことしは2人に減らしたということです。
神奈川県から5歳の子どもと訪れた男性は「とても利用者が少なくて、プライベートビーチみたい」と話していて、東京から20代の娘と訪れたという50代の女性は「毎年、沖縄に来ているが、ここまで少ないのは初めてです。さみしいです」と話していました。
また、年間5万人以上が訪れる石垣市の底地ビーチでは4月から6月までに訪れた人が例年の4分の1ほどに減少しているということです。
ビーチを管理する男性は「ちょっと困惑はしていますけど、来てもらって感染が広がっておじい、おばあに広がるのも怖いですし、かといって来ないでというのも言えず、微妙な心境です」と話していました。