ノーベル賞 受賞者祝う晩さん会 新型コロナ感染拡大で中止へ

ノーベル賞 受賞者祝う晩さん会 新型コロナ感染拡大で中止へ
ノーベル賞を運営するノーベル財団は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、毎年12月に開催する受賞者を祝う晩さん会をことしは中止すると発表しました。
ノーベル賞の受賞者を祝う晩さん会は毎年12月、授賞式に続いて、スウェーデンの首都ストックホルムの市庁舎で、王族や招待客なども出席して盛大に開かれます。

ノーベル財団は21日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、多くの人が集まる行事の開催や受賞者などの渡航の見通しがたたないことから、ことしは晩さん会の中止を決めたと発表しました。

授賞式については、他人と一定の距離を確保するなどの感染対策をとり、さらに受賞者が出席できない場合も考慮して、例年とは違った形で開催するとしています。

受賞者の発表は10月5日から行われる予定で、ノーベル財団のヘイケンステン専務理事は「誰もが犠牲を払い、全く新しい状況に適応しなければならない特別な年ですが、受賞者の発見と貢献に、さまざまな形で敬意を示します」とコメントしています。