スーパー売り上げ 2か月連続増 自宅で過ごす人多く

スーパー売り上げ 2か月連続増 自宅で過ごす人多く
全国の主なスーパーの先月の売り上げが、去年の同じ月より3%余り増えました。テレワークなどで自宅で過ごす人が多かったため、食料品や日用雑貨の販売が伸び、2か月連続で増加しました。
日本チェーンストア協会によりますと、全国の主なスーパー1万806店の先月の売り上げは、合わせて1兆859億円余りでした。

1年前も営業していた既存店で比較すると、売り上げは去年の同じ月より3.4%増え、2か月連続で増加しました。

緊急事態宣言が解除された後もテレワークなどのため、自宅で過ごす人が多いことから、食料品の販売が3.4%、家具や日用雑貨などの住居関連が9.1%増えました。

一方で、スーツなどの衣料品は4.1%減りました。

ことし1月から6月までの上半期の売り上げも去年より0.4%増えて、4年ぶりに増加しました。
日本チェーンストア協会の井上淳専務理事は「食料品など在宅での生活を支える商品の需要は、しばらく高い水準が続くと見ているが、雇用情勢や所得の先行きを心配して消費者心理が悪化し、消費全体が落ち込む懸念がある」と話しています。