「1万人プール」今季の営業開始 栃木 真岡 新型コロナ対策も

「1万人プール」今季の営業開始 栃木 真岡 新型コロナ対策も
「1万人プール」の愛称で親しまれている栃木県真岡市の県営プールが、新型コロナウイルスの感染防止対策をとりながら、22日から今シーズンの営業を始めました。
営業を始めたのは、真岡市にある栃木県営の「井頭公園1万人プール」です。

7つあるプールの面積の合計が、およそ1万平方メートルあり、夏のレジャースポットとして毎年、大勢の人が訪れます。

今シーズンは、新型コロナウイルスの感染防止対策のため、例年より1週間遅れで、22日、営業が始まりましたが、客の姿はまばらで、午前中の入場者は12人にとどまりました。

この施設では、感染予防のため、ロッカールームに換気のための扇風機を設置したり、使用できるロッカーを減らして間隔を空けたりしています。

また、お盆や土日祝日には、入場者数を1日当たり4000人に制限し、チケット購入で行列ができないよう、事前購入チケットをコンビニで販売しています。

訪れた家族連れは、声を上げながらウォータースライダーや流れるプールなどを楽しんでいました。

ことしは、隣接する県の海水浴場の閉鎖などを受けて、県外からの問い合わせが増えているということです。

栃木県内を観光で訪れ、プールに来たという東京都の男性は、「きょうがプール開きと知り、子どもが喜ぶと思って来ました。楽しいです」と話していました。

プールを運営する井頭公園の藤田昌司副主幹は、「新型コロナウイルス対策をしっかり行って、無事にオープンできて安心しました。さまざまなイベントが中止になる中、楽しい思い出になれば」と話していました。

井頭公園1万人プールは、来月30日まで休まず営業するということです。