東京都 新たに238人の感染確認 感染者1万人超 新型コロナ

東京都 新たに238人の感染確認 感染者1万人超 新型コロナ
東京都によりますと、22日、都内で新たに238人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1日の感染の確認が200人を超えるのは2日連続で、100人以上は14日連続となります。
東京都は、22日都内で新たに10歳未満から80代までの男女合わせて238人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

都によりますと、238人のうち、20代と30代は合わせて144人で、全体のおよそ61%を占め、40代と50代は合わせて51人で、全体のおよそ21%となっています。

また、238人のうち、100人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、残りの138人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。

都によりますと、濃厚接触者のうち最も多いのは家庭内の感染で28人、ついで、ホストクラブなど夜間に営業する接待を伴う飲食店での感染が19人でした。接待を伴う飲食店の関係者は、感染経路が分からない2人を含めると21人です。

このほか、濃厚接触者のうち、会食での感染が15人、職場内や同僚からの感染が12人、保育士が感染した保育園の園児が6人などとなっています。

これで都内で感染が確認されたのは1万人を超え、合わせて1万54人になりました。

また、今月に入って22日までの感染の確認は合わせて3829人となり、月別でこれまでで最も多かった4月の3748人を上回りました。

一方、22日都内で死亡が確認された人はいませんでした。

「40代50代の感染 どう減らしていくか課題」

東京都の担当者は「最近、増加している40代や50代も、若い世代と同じように飲み会などの会食で感染している傾向がある。40代や50代は親が高齢の世代となるので、感染させると非常に怖く、この世代の感染をどう減らしていくのかが今後の課題だ」と話していました。

また、都内での感染の確認が1万人を超えたことについては「やはり今月に入って急激に増加している傾向だ。感染が急増した4月よりも重症の人や入院患者が増えていないことが幸いだが、感染者が増えているのは事実で安心してもらっては困る。あすからの4連休は十分考えたうえで行動してもらいたい」と話していました。