広島と長崎 原爆資料館でオンラインツアー 海外の来館者激減で

広島と長崎 原爆資料館でオンラインツアー 海外の来館者激減で
新型コロナウイルスの影響で、広島と長崎の原爆資料館では海外から訪れる人が大幅に減少していることから、核兵器廃絶に取り組む国際NGOと資料館が協力して展示内容を英語で解説しながら配信するオンラインツアーを実施することになりました。
オンラインツアーを企画するのは、国際NGO、ICAN=核兵器廃絶国際キャンペーンと広島と長崎の原爆資料館で、20日、ICANの川崎哲国際運営委員がオンラインで記者会見を開いて実施概要を説明しました。

ツアーはインスタグラムを使ってする予定で、ボランティアのスタッフや、大学の研究員が広島と長崎の原爆資料館にある被爆者の遺品や展示を英語で解説しながら紹介することにしています。

このツアーは、広島では22日の資料館閉館後に、長崎では今月24日の開館前に、それぞれおよそ30分間、実施する予定です。

川崎さんは「新型コロナウイルスの影響でさまざまな活動が止まる中、オンラインでできることを何でもやってみようと、企画した。特に海外の若者向けに被爆の実相に触れる機会を作りたい」と話していました。