社会

横須賀市民 無作為1000人抗体検査で抗体1% 新型コロナ

神奈川県横須賀市が新型コロナウイルスの感染の状況を調べるため、今月市民およそ1000人に抗体検査を行った結果、およそ1%にあたる10人から抗体が検出されました。市は、市中で感染が広がっているおそれもあるとして、検査体制を強化したいとしています。
横須賀市は、無作為に抽出した市民およそ2000人を対象に、過去に感染したことがあるかどうかを調べる抗体検査を受けるよう呼びかけました。

今月上旬、呼びかけに応じた964人が市内の診療所で抗体検査を受けた結果、1.04%にあたる10人から抗体が検出されたということです。

内訳は、男性が7人、女性が3人、年代は20代から80代まで、それぞれ1人から2人ずつで、居住地や勤務先などに大きな特徴や傾向はみられなかったということです。

今回の結果を受けて、上地克明市長は、「人口に比例させれば、4000人が感染したことがあるということになり、非常に高い数字だと受け止めている。自分も感染している可能性があるという意識を持って行動をとってもらいたい」と呼びかけています。

横須賀市は市中で感染が広がっているおそれもあるとして、市内の医療機関と連携し、症状が無い人でもPCR検査や抗原検査を受診できる体制を強化したいとしています。

特集

データを読み込み中...
データの読み込みに失敗しました。