愛知 計53人の感染確認 1日では過去最多 新型コロナ

愛知 計53人の感染確認 1日では過去最多 新型コロナ
名古屋市は、新たに22人が、新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。愛知県内で21日発表された新たな感染者は合わせて53人となり、1日として、過去最多を更新しました。これで愛知県内の感染確認は延べ717人となりました。

大村知事 「警戒領域に入った」

愛知県の大村知事は県内の新型コロナウイルスの感染状況について「警戒領域に入った。『第2波』がやってきたと 認識せざるをえない」と述べたうえで、若い世代を中心とした県民や事業者に対し、感染防止対策の徹底などを強く呼びかけました。

21日夜の臨時記者会見で大村知事は、愛知県内の新たな感染者が過去最多の53人になったことについて「衝撃的な数だと受け止めている。現下の感染状況を踏まえると警戒領域に入った。『第2波』がやってきたと認識せざるをえない」と述べました。

そのうえで「今回の感染者は、軽症や無症状の若い世代が多く、感染の第1波の状況とは違う。現段階では休業要請までは行わないが、若い世代の行動自粛を特にお願いしたい。20代や30代の人は、人と人との距離を確保して『3つの密』を回避してほしい」と述べました。

そして、接待を伴う飲食店などの事業者に対して、感染防止対策の徹底を呼びかけたほか、県民に対しても、感染防止対策が徹底されている施設の利用や、新しい生活様式の実践、不要不急の東京への移動の自粛を強く呼びかけました。

また、県内の感染拡大を受け、今月上旬にすでに閉鎖した軽症の感染者などの療養施設について、来週改めて東浦町の県の宿泊施設を使用して開設する考えを示しました。