「持続化給付金」事務委託先の競争入札実施へ

「持続化給付金」事務委託先の競争入札実施へ
不透明だという指摘が出ている「持続化給付金」で、第2次補正予算に計上された850億円分の事務の委託先について、競争入札が実施されることになりました。
売り上げが大きく落ち込んだ中小企業などに支給する持続化給付金は、対象が拡大したことなどに伴う追加の事務委託費として第2次補正予算で850億円が計上されています。

その委託先について、経済産業省が事前の調査を行ったところ、今の委託先のサービスデザイン推進協議会以外にも希望する事業者があり、業務の実施計画の聞き取りをした結果、競争入札が実施されることになりました。

競争入札は、委託する事務を申請書類の審査などと振り込みの2つに分割し、21日から今月28日まで応募を受け付けます。

審査は外部の有識者が担い、今月30日に委託先が決まる見通しです。

持続化給付金をめぐっては、委託の経緯や実態が不透明だという指摘が出たことを受けて、経済産業省が支出が妥当か調べる異例の中間検査を行っています。

今回の入札の結果次第では、2次補正予算分は委託先がサービスデザイン推進協議会から別の事業者に変更となる可能性も出ています。