プロ野球 来月からの観客数上限引き上げ “政府の方針に従う”

プロ野球 来月からの観客数上限引き上げ “政府の方針に従う”
プロ野球を統括するNPB=日本野球機構は、来月1日から予定している観客数の上限の引き上げについて、22日開かれる新型コロナウイルスの政府の分科会で方針に変更があれば、それに従う考えを改めて示しました。
プロ野球は政府の方針にのっとって、来月1日から球場の収容人数の半分まで観客数の上限を引き上げる予定でしたが、新型コロナウイルスの感染が再び拡大する中、西村経済再生担当大臣はイベントの開催制限の緩和について、22日開かれる政府の分科会で専門家から意見を求める考えを示しています。

またNPBによりますと、Jリーグと作る対策連絡会議のメンバーの感染症の専門家からは「感染拡大が起きている現在の状況はしばらく続くと見られ、西村大臣の発言からすると来月1日からの観客数の緩和は厳しい」という見解が示されたということです。

こうした状況を受けてNPBの井原敦事務局長は「政府の方針が変更される可能性がある」としたうえで、「それに従っていくという大前提に変わりはない」と述べ、政府が観客数の上限引き上げを見送った場合は、それに従う考えを改めて示しました。

そして政府の分科会を踏まえ、23日、オンラインで臨時の実行委員会を開き、政府の方針について12球団で確認することになりました。