都市部のガス販売 6月は前年比1割減 新型コロナ影響

都市部のガス販売 6月は前年比1割減 新型コロナ影響
先月の都市部でのガスの販売量は、新型コロナウイルスの影響でレストランやホテルなど商業用が大きく落ち込んだことなどから前の年の同じ時期と比べておよそ1割減少しました。
日本ガス協会の広瀬道明会長は21日開いた記者会見で、新型コロナウイルスが全国の都市ガス会社に及ぼす影響の調査結果を発表しました。

それによりますと先月の都市部でのガス販売量は、前の年の同じ時期に比べて家庭用の販売が増加したものの商業用が2割から3割、工業用が1割から2割減少し、全体ではおよそ1割減少したということです。

商業用の中でも特にレストランやホテル、デパート向けの販売が大きく落ち込んでいるとしています。広瀬会長は「ガス会社の経営への影響は非常に大きく、長期化しつつある」と述べ、新型コロナウイルスの影響は今後も続くという見通しを示しました。