京都市 観光施設で感染確認されたら通知するシステム利用を

京都市 観光施設で感染確認されたら通知するシステム利用を
政府の観光需要の喚起策「Go Toトラベル」が22日から始まります。国内有数の観光地・京都市は、施設や飲食店などで万一、感染が確認された場合にメールで知らせるシステムの利用を呼びかけています。
京都市が先月から運用を始めているのは、観光施設や飲食店、神社仏閣などで感染者が確認された場合、同じ時間帯に利用した人にメールで知らせるシステムです。
市内2765の施設などが登録し、このうち世界遺産の二条城では券売所や休憩所などにQRコードを設置しています。

通知を希望する人は、スマートフォンでQRコードを読み取り、訪れた日時とメールアドレスを登録することで通知が受け取れる仕組みで、利用者の情報は、およそ1か月で消去されるということです。

21日午後3時までの利用者は延べ2万3400人余りで、京都市は人数の目標は定めていないものの、登録が多いほどその後の感染拡大を防ぎやすくなるとして、積極的な利用を呼びかけています。

京都市下京区の20代の男性は「サービス自体はいい取り組みだと思いますが、個人的にはメールアドレスなど個人情報を提供することに抵抗があり、利用しようとは思いません」と話していました。