北海道と福岡の刑務所 刑務官それぞれ1人感染確認 新型コロナ

北海道と福岡の刑務所 刑務官それぞれ1人感染確認 新型コロナ
法務省は、北海道と福岡県の刑務所で刑務官それぞれ1人が、新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表しました。
法務省によりますと、感染が確認されたのは、北海道の旭川刑務所の20代の男性刑務官と、福岡県の福岡刑務所の40代の男性刑務官です。

旭川刑務所の刑務官は、今月18日に味覚や嗅覚に異常を感じたため保健所に連絡し、20日、医療機関を受診してPCR検査を行った結果、感染が確認されたということです。

また、福岡刑務所の刑務官は、今月17日に勤務したあと、以前立ち寄った飲食店の従業員が感染したことを知り、自身も味覚に異常を感じていたことから、20日、医療機関でPCR検査を行ったところ、陽性が確認されたということです。

2人の刑務官は、受刑者の指導や監督などの業務にあたっていたということで、それぞれの刑務所では、施設内を消毒したほか、接触があったとみられる受刑者は個室に隔離し、刑務官ら職員は自宅待機とすることにしています。

全国の刑務所や拘置所などの矯正施設では、これまでに大阪拘置所と北海道の月形刑務所で刑務官、合わせて9人の感染が確認されたほか、東京拘置所では被告1人の感染が確認されています。