感染の海上自衛隊員はイージス艦乗組員 新型コロナ

感染の海上自衛隊員はイージス艦乗組員 新型コロナ
海上自衛隊は、今月、新型コロナウイルスへの感染が確認された隊員が、イージス艦の乗組員だと明らかにしました。イージス艦は、ハワイ沖で行われる演習に参加する予定で、濃厚接触者の待機措置などを行うため、出発を遅らせるということです。
海上自衛隊は、今月18日、長崎県の佐世保地区の部隊に所属する20代の男性隊員が、新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。

海上自衛隊トップの山村浩海上幕僚長は、21日の記者会見で、この隊員が佐世保基地に配備されているイージス艦「あしがら」の乗組員だと明らかにしました。

「あしがら」では、保健所の指導を受けて、艦内の消毒のほか、濃厚接触者21人を船から降ろして待機させる措置をとっているということです。

「あしがら」は、来月、ハワイ沖で行われる多国間の合同演習「リムパック」に参加するため、23日、佐世保を出発する予定でしたが、こうした措置が終わるまで出発を遅らせるということです。

演習に参加する「あしがら」を含む2隻の護衛艦では、この隊員のほかに感染は確認されていないとして、今のところ、当初の計画どおり演習に参加できる見通しだとしています。