空港検査 1日1万件まで増加を 厚労相 新型コロナ

空港検査 1日1万件まで増加を 厚労相 新型コロナ
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新型コロナウイルスの水際対策として行っている入国者に対する空港での検査について、加藤厚生労働大臣は、唾液を使った検査を積極的に活用し、9月中にも、1日当たりの検査件数を現在の5倍となる1万件にまで増やしたいという考えを示しました。
日本への入国者に対する検査は、現在、成田空港や羽田空港などで、鼻の奥を拭う方法のPCR検査が用いられていて、厚生労働省によりますと、1日当たりの検査件数は最大で2300件となっています。

これについて、加藤厚生労働大臣は、記者会見で「これから国際的な人の往来を段階的に広げていき、入国者数の増加が見込まれる中、唾液を使った検査を基本とすることで、9月中にも1日当たり1万件程度の検査の実施が可能になるようにしたい」と述べました。

厚生労働省は、唾液を使ったPCR検査と抗原検査について、先週から、症状が出ていない人も対象にすることを認めていて、空港での検査では、より短い時間で調べられる抗原検査を積極的に活用することで、検査体制の増強を進めたいとしています。