東京ドーム 換気能力を1.5倍に 観客入る試合を前に 新型コロナ

東京ドーム 換気能力を1.5倍に 観客入る試合を前に 新型コロナ
プロ野球 巨人の本拠地 東京ドームで観客を入れた試合が今月28日から始まるのを前に、球団などが、ドーム内の換気能力を1.5倍に高めるなど新型コロナウイルスへの感染防止対策を発表しました。
球団などは20日、都内で会見を行い、今月28日の試合から東京ドームで取られる新型コロナウイルスの感染防止対策を発表しました。

それによりますと、ドーム内の換気能力をこれまでの1.5倍に高めることをはじめ、人と人との距離が近くなる行列や混雑を減らすため女子トイレの数を大幅に増設します。

また、コンコースには空気の滞留をなくすため大型の送風機を30台置くほか、手洗いをできる場所を12か所設けます。

さらに、観客の中から感染者が出た場合に、その近くに座っていた人にメールで知らせるシステムも導入します。

このほか、現金のやり取りを通じた感染を防ぐために、2年後の2022年のシーズンからは飲食物やグッズの販売について完全キャッシュレス化を目指すということです。

会見で巨人の山口寿一オーナーは「世界トップレベルの清潔、安全、快適なスタジアムだということを観客の皆様に実感してもらえるよう全力を挙げていきたい」と話していました。