東京都 入院患者数 7月に入り3倍余に

東京都 入院患者数 7月に入り3倍余に
東京都のモニタリング項目のうち、医療提供体制の分析に用いる「入院患者数」は、7月に入って増加傾向が続き、19日は917人になりました。

7月1日の280人の3.3倍です。

都が正確な入院患者数を把握・公表するようになって以降で、最も多かったのは5月12日の1413人です。

都は、この時のように患者が増えることに備えて、重症の人以外の入院患者を受け入れる病床を7月20日の時点で1500床確保していて、2700床の確保を目指して医療機関に要請しています。

一方、人工呼吸器や集中治療室での対応が必要な「重症患者数」は、7月5日にこれまでで最も少ない5人まで減っていましたが、再び増えて7月19日は12人になりました。

ただ、ピークとなった4月28日、29日の105人に比べると大幅に少なくなっています。

都は、重症患者のための病床を現在100床確保していて、今後は重症患者が、さらに増えれば300床の確保を医療機関に要請することにしています。