大阪ミナミ近辺の検査場 陽性率20% 市長「ほとんどが若者」

大阪ミナミ近辺の検査場 陽性率20% 市長「ほとんどが若者」
大阪市の松井市長は、先週、繁華街のミナミの近辺に設置された新型コロナウイルスの臨時の検査場で検査を受けた人たちの陽性率が、若者を中心におよそ20%に上っていることを明らかにしたうえで、若者らに対し、感染予防の対策をとっている店の利用などを心がけるよう呼びかけました。
大阪府は、新型コロナウイルスへの感染が若い世代を中心に夜の繁華街で広がっているとして、今月16日に繁華街のミナミの近辺に臨時の検査場を設置しました。

これについて大阪市の松井市長は20日、記者団に対し「陽性率は平均でおよそ20%と非常に高い。そのほとんどが若者で、客や店に勤めている人だ」と述べ、繁華街に関係する若者を中心に、陽性率がおよそ20%に上っていることを明らかにしました。

そのうえで「若い人たちのウイルスへの恐怖心が薄れていて、そのことが感染拡大につながっていると思っている。若いからといって絶対大丈夫とはならないので、きちんと対策を心がけてほしい。店についても、感染予防の対策をとっている店を選んでほしい」と呼びかけました。

また松井市長は、臨時の検査場の予約が非常に増えているとして、十分な検査体制を確保するため機能を拡充すべきだという考えを示しました。