フェリー乗客の新型コロナ感染を想定し対応訓練 大阪

フェリー乗客の新型コロナ感染を想定し対応訓練 大阪
航行中のフェリーに、新型コロナウイルスに感染した疑いのある乗客が乗っているとの想定で、搬送の手順などを確認する訓練が、大阪 泉大津市のフェリーターミナルで行われました。
訓練は、大阪湾を航行中のフェリーの中で新型コロナウイルスへの感染が疑われる急患が出たとの想定で行われ、第5管区海上保安本部やフェリー会社の社員などおよそ70人が参加しました。

全員が防護服を身につけて訓練に臨み、最初に保健所の医師が巡視艇からフェリーに乗り移って船室で問診を行い、患者ににおいや味覚に異常があるとして、新型コロナウイルスへの感染の疑いがあるとフェリーの乗組員や海上保安官に伝えました。

このあと海上保安官が患者を担架に乗せ、巡視艇で岸壁まで搬送したうえで、駆けつけた救急車に患者を引き継ぐ手順などを念入りに確認していました。

第5管区海上保安本部の坂田修救難課長は、「粛々と滞りなく訓練を進めることができた。今後も民間事業者と関係機関が情報交換して感染拡大防止に取り組んでいきたい」と話していました。