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Jリーグ 観客数の制限緩和は10日まで見送り コロナ感染拡大で

サッカーJリーグは、新型コロナウイルスの感染が再び拡大する中、来月1日から予定していた試合会場の観客数の制限緩和を見送ることを決めました。
Jリーグは政府の方針にのっとって、今月10日以降5000人を上限に観客を入れて試合を開催していて、来月1日からはスタジアムの収容人数の半数まで制限を緩和する予定でした。

しかし、新型コロナウイルスの感染が再び拡大していることから、西村経済再生担当大臣もイベントの開催制限の緩和について慎重に検討する必要があるという考えを示しています。

こうした中、Jリーグは20日、各クラブの代表などが参加する実行委員会を急きょ開き、来月1日から予定していた観客数の制限緩和を見送ることを決めました。

具体的には、10日までに予定されているJ1からJ3の合わせて58試合については、観客数の上限をこれまでと同じ5000人にするいうことです。

また、引き続きアウェーの観客席は設けず、アルコール飲料の販売も行わないということです。

一方、それ以降の試合については、今月27日に予定しているプロ野球との対策連絡会議で感染症の専門家の意見を踏まえ、判断する方針だということです。

Jリーグの村井満チェアマンは「政府の見解は示されていないが、専門家からは今の感染状況が続く可能性が高く、国民の感情も慎重になっていて予断を許さない状況だと助言を受けた。状況を見極めながら進んでいくのが各クラブの総意だ」と話していました。

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