フォルクスワーゲン ことし上半期の世界販売27%減 コロナ影響

フォルクスワーゲン ことし上半期の世界販売27%減 コロナ影響
自動車の販売台数が去年まで4年連続で世界トップだったドイツのフォルクスワーゲンは、新型コロナウイルスの影響でことし上半期の販売が27%減少しました。
フォルクスワーゲンは17日、ことし1月から先月まで半年間のグループ全体での販売台数が前の年の同じ時期を27.4%下回り、389万3100台だったと発表しました。

これはウイルスの感染拡大による経済活動の停滞や外出制限によって、世界的に自動車の需要が落ち込んだためです。

フォルクスワーゲンは去年まで4年連続で、トヨタや日産、ルノー、三菱自動車の3社連合を上回って、販売台数が世界トップで、去年は1年間で1097万台に達しましたが、ことしは上半期だけでそこから147万台余り減ったことになります。

地域別では
▽全体の4割を占める中国市場で17%の減少にとどまった一方、
▽もう1つの柱である西ヨーロッパ市場では37.5%の大幅な落ち込みとなり、回復の遅れが目立っています。

世界では経済活動を再開する動きが広がっていますが、感染が再び拡大するおそれもあり、ことし下半期の販売がどこまで持ち直すかが焦点になります。