宮城県知事と仙台市長 “若者は慎重な行動を” 新型コロナ

宮城県知事と仙台市長 “若者は慎重な行動を” 新型コロナ
16日、過去最多となる14人の新型コロナウイルスの感染者が確認されるなど、宮城県内でも再び感染拡大のおそれが出ていることを受けて、村井知事と仙台市の郡市長は緊急の記者会見を開き、特に若い世代に対し、3密を避けるなど改めて感染防止対策を徹底するよう呼びかけました。
宮城県内では16日、仙台市内の飲食店で宴会をした東北工業大学の男子学生11人を含む合わせて14人が新型コロナウイルスに感染していたことが確認され、一日の感染者数としては過去最多となりました。

さらに仙台市は、市内2か所の飲食店でクラスター=感染者の集団が発生したと発表し、県内でも再び感染拡大のおそれが出てきています。

村井知事と仙台市の郡市長は17日、県庁で緊急の記者会見を開きました。
東京に出張中の村井知事はオンラインで参加し、「若い世代は行動力があり、いろいろな人と接触するが、知らず知らずのうちに家族や知人にウイルスをうつしてしまい、重症化してしまうということを改めて認識する必要がある」と述べました。
郡市長は「ウイルスはすぐそばにあり、常に感染のリスクにさらされている。若い世代の人たちには不自由な行動様式が強いられているが、大切な方を守るためにいつも以上に慎重な行動をお願いしたい」と述べ、特に若い世代に対し、3密を避けるなど改めて感染防止対策を徹底するよう呼びかけました。

一方で村井知事と郡市長は、今の段階では外出の自粛要請や飲食店などへの休業要請は行わないと述べました。

また今後、クラスターが発生した飲食店について、濃厚接触者の把握状況などを考慮しながら公表するかどうか検討する考えを示しました。