「給付金振り込むので…」コロナ便乗詐欺 全国の被害 8400万円

「給付金振り込むので…」コロナ便乗詐欺 全国の被害 8400万円
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「給付金を振り込むので口座番号を教えてほしい」と言って個人情報を聞き出し現金をだまし取る手口など、新型コロナウイルスに便乗した詐欺が相次ぎ、被害額は全国でおよそ8400万円にのぼることがわかりました。警察庁は不審な電話やメールに注意するよう呼びかけています。
警察庁が「コロナ」や「マスク」などのことばが使われた詐欺事件について被害をまとめたところ、15日までに全国で88件、被害額は8395万円にのぼったことがわかりました。

国などから支給される給付金や支援金の手続きについて、電話でうその話をして「振り込むので口座番号を教えてほしい」などとして、現金をだまし取る手口が目立ち、6月には大阪府で80代の女性が300万円をだましとられた事件が起きています。

さらに、マスクや消毒液を販売するというインターネットのサイトで、代金を払っても商品が届かないケースもあるということです。

警察庁は、不審な電話やメールには十分注意し、他人に暗証番号を教えたりキャッシュカードを渡したりせず、警察や家族などにすぐに相談するよう呼びかけています。