山の空気を缶詰に “コロナ禍でも自然感じて” 山梨 北杜

山の空気を缶詰に “コロナ禍でも自然感じて” 山梨 北杜
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八ヶ岳などの山々や渓谷などが人気の山梨県北杜市は、新型コロナウイルスへの感染確認が続くなか、現地を訪れることができない人たちに少しでも豊かな自然を感じてもらおうと、八ヶ岳などの空気を詰めた缶詰をつくり、プレゼントする取り組みを始めました。
この取り組みは、北杜市が、新型コロナウイルスの影響で旅行ができない人や、地元出身の人などに豊かな自然を感じてもらおうと企画しました。

16日は、八ヶ岳の登山口付近の駐車場に市の職員5人が集まり、プレゼント用の缶詰づくりを行いました。職員たちは、豊かな緑の中で缶詰に空気を取り込んで、専用の機械で一つひとつふたをしていました。

空気の缶詰は、八ヶ岳だけでなく、雄大な自然が楽しめる市内の公園や美しさが堪能できる渓谷でも作られ、この3種類の缶詰とひまわりの種などを合わせて、100セットが作られます。

これらのセットは、北杜市のホームページを通じて一般から希望を募り、抽せんのうえでプレゼントするほか、姉妹都市などにも贈るということです。

北杜市観光課の赤岡史毅さんは「この缶詰で北杜市を感じてもらい、感染が終息したあとは、ぜひ直接来てほしい」と話していました。