店舗などでのマスク着用義務化 フランス 新型コロナウイルス

店舗などでのマスク着用義務化 フランス 新型コロナウイルス
フランスのカステックス首相は16日、新型コロナウイルスの感染者数が再び増加していることから、店舗など屋内の公共の場でのマスクの着用を来週から義務化する方針を示しました。
フランスのカステックス首相は16日、議会上院で演説し、「一般の人を受け入れるすべての建物で、マスクの着用を義務化することにした」と述べて、店舗など屋内の公共の場でのマスクの着用を来週から義務化する方針を明らかにしました。

フランスでは外出や飲食店の営業などの制限が緩和される中で一部の地域で感染が再拡大していて、再び全土で感染が広がることに警戒が強まっています。

マスクの着用をめぐっては、マクロン大統領が今月14日、テレビのインタビューで、今後数週間以内に義務化したいという考えを示していましたが、感染拡大への懸念が強まっていることを受けて、この措置を早めて導入することになりました。

マスクについては、イギリス政府もイングランドで今月24日から店舗での着用を義務づける方針を示しているほか、スペインの北東部カタルーニャ州や南部アンダルシア州などでは、屋外であっても着用が義務づけられていて、マスクの着用を義務づける動きが相次いでいます。