長野市 40代の男性警察職員の感染確認 新型コロナウイルス

長野市 40代の男性警察職員の感染確認 新型コロナウイルス
今月上旬に東京や神奈川を訪れていた長野市に住む40代の警察職員の男性が、新型コロナウイルスに感染していることが確認され、長野県内の感染者は、これで81人となりました。
長野市などによりますと、新たに感染が確認されたのは、市内に住む40代の警察職員の男性です。

男性は、今月8日の夜に38度台の発熱とけん怠感があり、医療機関を受診しました。

その後も37度台の熱が続き13日には、せきや下痢の症状も出たため、改めて医療機関を受診して検査を行った結果、15日に新型コロナウイルスへの感染が確認されました。入院していて軽症だということです。

関東管区警察局は、男性は、長野県警察本部内に居室がある長野県情報通信部に所属する男性職員だと公表しました。

男性職員は、
▽今月3日に、実家に帰省するため神奈川県を、
▽今月4日に、私的な用事で東京を訪れていて、
▽今月8日に発熱してからは、休暇を取っていたということです。

男性職員は、警察が使う無線やパソコンの管理などの事務を担当していて、ふだんの仕事で一般の人と接触する機会はないということです。

感染経路を調べている保健所が濃厚接触者と判断したのは6人で、いずれも同じ情報通信部の職員だということです。

6人は休暇を取っていて、情報通信部の業務は、別の担当の職員が対応しているということです。

6人のうち1人は、発熱の症状があるということで、市は全員の検査を行う方向で調整を進めています。

関東管区警察局は「少しでも感染が疑われる場合には、自宅待機をさせるなど必要な措置を講じ、感染防止と拡大防止に努めていく」と話しています。

長野県内の感染者は、これで81人となり、このうち15日午後4時の時点で76人が退院しています。