神奈川県 新たに47人感染「宣言」解除以降最多に 新型コロナ

神奈川県 新たに47人感染「宣言」解除以降最多に 新型コロナ
神奈川県や横浜市などは16日、男女合わせて32人が新型コロナウイルスに新たに感染したことが確認されたと発表しました。県内で16日発表された感染者は47人となり、42人だった15日を上回って、緊急事態宣言が解除されて以降では最多となりました。

横浜市

横浜市によりますと、10歳未満の小学生から50代までの男女18人と、年代や性別が非公表の3人の合わせて21人が新たに感染したことが確認されたということです。

このうち、20代の男性など3人は、集団感染が発生した東京 新宿区の劇場で舞台公演を鑑賞していたと話しているということです。

また、市がホストクラブの従業員など22人を一斉に検査した結果、従業員の男性1人の感染が分かりました。

年代や性別を非公表としている3人は、すでに感染が確認された人の同居の家族だということです。

このほか、都内でその後、感染が確認された知人と会食したり、都内の職場で感染者が出たりするなど、東京で感染したとみられるケースもあるということです。

16日発表された21人のうち、8人は感染経路が分かっていないということです。

平塚市・大和市・逗子市

神奈川県によりますと、平塚市と大和市、それに逗子市の40代と50代の男女合わせて4人の感染が確認されました。

このうち、平塚市に住む40代の主婦の女性は、先月30日と今月2日、3日、5日の4日間、集団感染が発生した東京 新宿区の劇場で行われた舞台公演を鑑賞していたということです。

相模原市

相模原市によりますと、いずれも市内に住む20代から60代の男女6人が新たに感染したことが確認されました。
40代の会社員が中等症で、残り5人は軽症だということです。

このうち、アルバイトと会社員の20代の女性2人は、集団感染が発生した東京 新宿区の劇場の舞台公演をそれぞれ訪れていて、アルバイトの女性は、先月30日と今月5日に合わせて4回、会社員の女性は、先月30日から今月5日にかけて合わせて10回鑑賞していたということです。

60代の会社員の男性と、同居する娘の20代のアルバイトの女性、それに20代のアルバイトの男性はすでに感染が分かっている人の濃厚接触者だということです。

横須賀市・川崎市・藤沢市

横須賀市も10代の女性が新たに感染したと発表しました。軽症で感染経路は分かっていないということです。

神奈川県内では、川崎市と藤沢市が15人の感染を明らかにしていて、16日発表された新たな感染者は合わせて47人となりました。

感染者が40人台になるのは2日連続で42人だった15日を上回って5月25日に緊急事態宣言が解除されて以降、最多となりました。

NHKのまとめでは神奈川県内で発表された感染者はこれで1874人となり、このうち98人が死亡しています。

神奈川県「感染防止対策徹底を」

神奈川県内で、2日続けて緊急事態宣言が解除されて以降では最多となる感染者が発表されるなど感染者が増加していることについて、県は「直前1週間の感染者数が1日当たり平均33人以上という、県が警戒アラートを出す基準に近づいている。新規感染者数を注視するとともに、県民には感染防止対策を徹底してほしい」としています。