政治

「野口英世アフリカ賞」 世界の注目一層集める賞に 安倍首相

アフリカの医療に貢献した医師や研究者に贈られる「野口英世アフリカ賞」の国際的な価値を高めようと有識者会議が開かれ、安倍総理大臣は、この賞をきっかけに、国際社会の資金と人材がアフリカの疾病研究などに注がれるようになることに期待を示しました。
「野口英世アフリカ賞」は、黄熱病の研究のため、アフリカのガーナに赴き、1928年に亡くなった野口英世博士にちなんで、3年に1回、アフリカの医療の発展に貢献した医師や研究者などに贈られる賞です。

この賞の国際的な価値を高めようと、有識者会議の初会合が総理大臣官邸で開かれ、安倍総理大臣のほか、7年前に受賞したベルギーのピーター・ピオット博士など5人の有識者が出席しました。

会合で、安倍総理大臣は「世界が今、新型コロナウイルス感染症の脅威に直面している。アフリカにおける保健医療のさまざまな課題の克服と、コロナ後の新たな社会の創造に向け、アフリカと日本、そして世界は手を携えていかなければならない。この賞の意義と重要性はますます高まっている」と述べました。

そのうえで、この賞が世界の注目を一層集め、国際社会の資金と人材がアフリカでの疾病研究などに注がれることになるよう期待を示しました。

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