大リーグ、マリナーズの平野佳寿投手が、新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示したことが、関係者への取材でわかりました。大リーグの日本選手が検査で陽性になったのは、平野投手が初めてですが、現在、症状はないということです。

マリナーズは今月3日から本拠地のシアトルで開幕に向けたキャンプを始めましたが、平野投手は初日からキャンプに参加せず、球団は14日、平野投手がけが人リストに入ったことを発表しました。

球団は平野投手がけが人リストに入った理由を明らかにしていませんが、関係者によりますと平野投手はキャンプが始まる前の先月下旬に、発熱の症状があり、新型コロナウイルスの検査で陽性反応が出たということです。

大リーグの日本選手の中で、新型ウイルスの検査で陽性反応が出たのは、平野投手が初めてですが、現在は症状はなく、今月6日に受けた検査では陰性だったということです。

さらに間隔を置いて再び検査を受けていて、2回連続で陰性だった場合はチームに戻れることになっています。

平野投手は自宅のあるアリゾナ州で、2回目の検査の結果を待っていて、陰性だった場合にはシアトルに移動してチームのキャンプに合流する予定です。

大リーグ機構などは今月10日には、各球団でキャンプが再開された後に行われた検査で、選手13人とスタッフ4人で陽性反応が出たことを発表しています。