“東京の入院 療養調整が300人余” 都に確認求める 官房長官

“東京の入院 療養調整が300人余” 都に確認求める 官房長官
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東京都が新型コロナウイルスの感染者のうち、連絡がとれなくなっている人は1人だとしていることについて、菅官房長官は入院や療養を調整している人が300人余りに上っているとして、具体的な状況の確認を求めていることを明らかにしました。
東京都内で新型コロナウイルスの感染が確認された人のうち、連絡が取れなくなっている人について、小池知事は14日「何百人も連絡が取れないというのは大きな誤りだ」と述べ、14日の時点で1人だという認識を示しました。

菅官房長官は午前の記者会見で「都知事の発言は承知しているが、東京都がホームページで公表しているところでは『入院・療養等調整中』と分類されている方が、本日時点で336人となっている」と指摘しました。

そのうえで「保健所が宿泊療養の調整などに一定の時間を要する状況もあると聞いており、厚生労働省から東京都に対し、引き続き具体的な状況の確認を求めている」と述べ、療養先のホテルなどの確保も含め、東京都に確認を求めていることを明らかにしました。

また、菅官房長官は、今月22日から始める消費喚起策「Go Toキャンペーン」について「対象となる宿泊施設などで検温の実施、飲食施設の人数制限などの参加条件をつけること、各空港で検温を行うこと、鉄道・バスの換気を徹底することなどの感染防止策を講じる。各地の感染状況を注視しつつ、感染症の専門家の意見も伺いながら、適切に運用していきたい」と述べました。