フランスやイギリスでマスク着用強化する動き広がる

フランスやイギリスでマスク着用強化する動き広がる
フランスやイギリスでは、新型コロナウイルスの感染対策として、公共の場所でのマスクなどの着用を強化する動きが広がっています。
ヨーロッパでは、新型コロナウイルスの感染が一部の地域で再び増えていて、警戒が強まっています。

フランスのマクロン大統領は14日、地元テレビのインタビューで、「今後数週間以内に、屋内の公共の場でのマスクの着用を義務化したい」と述べ、店舗などでのマスクの着用を義務づける方針を示しました。

フランスでは、感染者の数が今月5日までの1週間で、3797人と前の週をおよそ400人上回るなど、先月半ばから増える傾向にあり、医師らが屋内の公共の場でのマスクの着用を義務づけるよう政府に訴えていました。

一方、イギリスではハンコック保健相がロンドンのあるイングランドで、マスクなどの着用を義務化する対象を公共交通機関に加えて、今月24日からは店舗やスーパーを利用する際にも拡大する方針を明らかにしました。着用しなかった場合には最大で100ポンド、日本円でおよそ1万3500円の罰金を科すとしています。

イギリスでは、マスクなどの着用をめぐって議論が続いていますが、ジョンソン首相は最近みずからも着用したうえで、店内などの閉鎖された空間では感染対策として有効だという考えを示していました。