「市中感染 起こりつつある状況」東北医科薬科大 賀来特任教授

「市中感染 起こりつつある状況」東北医科薬科大 賀来特任教授
夜の繁華街以外にもクラスターが相次いで確認されていることについて、東北医科薬科大学の賀来満夫特任教授は「夜の繁華街から感染が広がったということも一部あるかもしれないが、それ以外の場所でも目に見えない感染の連鎖が続いていて、地域社会の中で市中感染が起こりつつある状況だと思う」と指摘しています。
そのうえで「3密の回避や手洗い、消毒などの行動がしっかりと取れていないことが1つの要因になっている可能性があり、もう一度私たちの行動を見直していく必要がある」と話しています。

一方、社会経済活動との両立については「感染者の数がこのまま一気に増えるかどうかは現時点では予想がつかない。しっかりとモニタリングを行い、完全に活動を止めるのではなく、ブレーキをかけながら進めていく必要がある。『Go Toキャンペーン』についても今、全国で感染が広がりを見せつつある中では慎重に考えていく必要があると思う」と指摘しています。