プロ野球 8月からの観客数拡大方針“変更なし” オーナー会議

プロ野球 8月からの観客数拡大方針“変更なし” オーナー会議
プロ野球のオーナー会議が開かれ、新型コロナウイルスの感染者の数が東京都を中心に再び増える中、来月から球場の収容人数の半分まで観客数を拡大する方針について議長を務めたDeNAの南場智子オーナーは「現状では、何ら変更する必要がない」と述べました。
プロ野球は今月10日から観客を5000人まで入れて試合を行っていて、来月1日からは政府の方針にのっとって球場の収容人数の半分まで観客数を拡大させる方針です。

そうした中、東京都では先週、新型コロナウイルスの感染者の数が2日連続で過去最多を更新したあと、12日まで4日続けて200人を超えました。

13日開かれたオーナー会議では観客数を拡大させる方針の是非について議論は行われなかったということで、議長を務めたDeNAの南場オーナーは会議後のオンライン会見で「現状では、何ら変更する必要がない。私個人も同じ見解だ」と述べ、方針を維持する考えを示しました。

また、会議では来年夏に予定されている東京オリンピックの期間中にペナントレースを中断することを決め、開幕は3月26日を候補日として通常どおり1チームあたり143試合を行うことを決めました。

さらにことしは中止や短縮を余儀なくされたオールスターゲームとクライマックスシリーズも通常どおり開催する予定だということです。

このほかに球団と選手が結ぶ「統一契約書」に試合数が減った場合に選手への報酬をどうするか記載がないことについて、南場オーナーは「今回はその議論は全く出ていない。球団の経営基盤の充実のために全球団で研究していく中の1つのポイントにはなると思うが、そこをくくりだしてということではない」と話していました。