千葉 相次ぐ集団感染で感染防止策徹底を呼びかけ 新型コロナ

千葉 相次ぐ集団感染で感染防止策徹底を呼びかけ 新型コロナ
千葉県内の病院と介護施設で、相次いで集団感染が発生したことから、県は感染拡大の経緯を調べるとともに、同様の施設に対して感染防止策を徹底するよう呼びかけました。
これは13日、千葉県が開いた対策本部会議で報告されました。

県内では、この週末に松戸市の特別養護老人ホーム「松戸陽だまり館」と、浦安市の「タムス浦安病院」で、相次いで新型コロナウイルスの集団感染が判明しました。

このうち浦安市の病院では12日までに10人の感染が確認されていましたが、13日、新たに看護師3人と入院患者2人理学療法士1人の合わせて6人の感染が確認され、これで関係者の感染は16人に上りました。

会議では、専門の医師などで新たに発足した県のクラスター対策班を派遣して、感染拡大の経緯を調べるとともに、県内およそ280の病院や、およそ1700の介護関連施設に対して、感染防止対策の徹底を求める通知を出したことが報告されました。

会議のあと、森田知事は「残念ながらクラスターが続いてしまい、危機感を覚えている。リスクが高い人が多く、しっかり治療していきたい」と話していました。

一方、接待を伴う飲食店などへの休業要請については「大変難しいところだが、千葉県は財政的に限界に近く、国として経済的支援を考えてもらわないと、休業要請はできない」と述べ、今後、国や周辺都県の状況をみながら判断していく考えを示しました。