沖縄 米軍基地で61人が感染 県が発表 新型コロナウイルス

沖縄 米軍基地で61人が感染 県が発表 新型コロナウイルス
沖縄県は、普天間基地とキャンプ・ハンセン、2つのアメリカ軍基地での新型コロナウイルスの感染者がこれまでに合わせて61人に上ることを発表しました。
アメリカ軍は、基地での感染者数は公表しないとしていましたが、11日夜、玉城知事と沖縄に駐留するアメリカ軍トップのハーマン・クラーディ-中将が電話で会談し、県が把握した感染者数を公表するのは問題ないという認識で一致しました。

これを受けて県は、これまでに普天間基地で38人、キャンプ・ハンセンで23人の合わせて61人の感染が確認されたと発表しました。

2つの基地での10日までの感染者は16人で、感染が急速に拡大していて、アメリカ海兵隊は11日、フェイスブックで「今週2つのクラスターが起こっている」としたうえで、2つの基地の出入りを一部の軍関係者に限っていることを明らかにしました。

玉城知事は「県民が一丸となって感染防止に取り組む中、アメリカ軍関係者の感染が短期間で多数発生しているのは誠に遺憾で、対策に強い疑念を抱かざるをえない」と述べたうえで、基地内で働く日本人従業員の検査態勢を強化する考えを示しました。