政府 高齢者への感染拡大警戒 “3つの密”回避へ協力求める

政府 高齢者への感染拡大警戒 “3つの密”回避へ協力求める
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東京都内で新型コロナウイルスの新たな感染者が3日連続で200人を超えるなど、首都圏を中心に感染の確認が相次ぐ中、政府は高齢者への二次感染が拡大しないか警戒を強めており、幅広い地域でPCR検査を実施して感染動向の把握に努めるとともに、事業者に対し「3つの密」を回避する方策を取るよう協力を求めていくことにしています。
新型コロナウイルスの新たな感染者は11日、東京都で206人と3日続けて200人を超えるなど、首都圏を中心に感染の確認が相次いでいます。

安倍総理大臣は11日、西村経済再生担当大臣や加藤厚生労働大臣と会談し、多くの感染者が出ている接待を伴う飲食店に対し、ガイドラインの順守を促す方針を確認したうえで、高齢者への感染拡大の防止に向けて対策を徹底するよう指示しました。

政府は、新規感染者の増加はバーやクラブの従業員へのPCR検査を積極的に実施していることが主な要因で、30代以下の若い世代が多数を占めていると分析していますが、利用客や家族を通じて、高齢者や基礎疾患がある人への二次感染が拡大しないか警戒を強めています。

このため、引き続き幅広い地域でPCR検査を実施して感染動向の把握に努めるとともに、事業者に対し、持続化給付金なども活用しアクリル板や透明なカーテンの設置など「3つの密」を回避する方策を取るよう協力を求めていくことにしています。