洋服の選び方に新たなニーズ テレワークなど働き方の変化で

洋服の選び方に新たなニーズ テレワークなど働き方の変化で
新型コロナウイルスの感染拡大でテレワークなど新しい働き方が広がっています。テレビ会議の打ち合わせでは、上半身しか映らないことから、働く人たちの洋服の選び方にも変化が出始めています。
東京にある洋服のレンタル会社では、インターネットのサイトに登録した体型や好みのスタイルに合わせて、プロのスタイリストが毎月3着を選んで自宅に届けるサービスを手がけています。

先月時点での登録者数は、前の年の同じ月と比べて40%増加しました。

毎月9800円を支払えば何度でも借りられるプランが伸びていて、会社ではテレワークでテレビ会議を行う人が増え、上半身の服を替えたいというニーズが高まっていることも背景にあるとみています。

エアークローゼットの天沼聰社長は「気分転換のためにも明るい色の服を着たいという声もある。レンタルの需要は今後も高まると思う」と話しています。

一方、東京 銀座のデパートでは、テレビ会議で画面に映るシャツやブラウスなどの販売が伸びています。

表情が明るく見える鮮やかな色合いや光沢感のある服などが人気だということで、今月15日から特設コーナーを設けて販売を強化することにしています。

「松屋銀座」販売促進部の亀井将幸マネージャーは「スーツなどの需要は今後も厳しいと思うので、テレワークの新しいニーズを取り込みたい」と話しています。