南アフリカ 州政府トップの感染確認相次ぐ 新型コロナ

南アフリカ 州政府トップの感染確認相次ぐ 新型コロナ
新型コロナウイルスの感染者が50万人を超えたアフリカでは、感染者の4割以上が集中する南アフリカで、州政府のトップの感染が相次いで確認され、外出制限を再び強化するよう求める声も出ています。
AU=アフリカ連合によりますと、アフリカ大陸での新型ウイルスの感染者は10日までに54万人を超え、全体の4割以上に当たる23万人が南アフリカに集中しています。

こうした中、南アフリカの各州政府を率いる州首相の間で感染が相次いでいて、これまでに北西州と西ケープ州の州首相が感染したのに続いて、10日、最大都市のヨハネスブルクや首都プレトリアを抱えるハウテン州のマクラ州首相も感染したと明らかにしました。

いずれの州首相も症状は軽く、自宅で過ごしながら仕事を続けるとしています。

南アフリカでは5月以降、外出制限の段階的な緩和が進められてきましたが、最近は、1日当たりの感染者が8000人以上確認されるなど急増していて、アメリカ、ブラジル、インドに次ぐ規模になっています。

一部の専門家や政府関係者からは再び外出制限を強化すべきだという声も出ていて議論になっています。