記録的豪雨 1週間で年間雨量の半分も 西~東日本は厳重警戒を

記録的豪雨 1週間で年間雨量の半分も 西~東日本は厳重警戒を
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前線と低気圧の影響で西日本と東日本の広い範囲で大気の状態が不安定になり、局地的に非常に激しい雨が降っています。記録的な豪雨となった九州ではわずか1週間で平年の年間雨量の半分にのぼったところがあり、土砂災害や浸水の危険性が高まっています。西日本と東日本では11日、局地的に非常に激しい雨が降って再び大雨となるおそれがあり、厳重な警戒を続けてください。
気象庁によりますと、日本海にのびる前線と前線上の低気圧の影響で西日本から東北にかけて大気の状態が不安定になり、九州や中国地方で雨雲が発達しています。

11日午前1時半までの1時間に、鹿児島県のさつま町で60.5ミリの非常に激しい雨を観測したほか、薩摩川内市の八重山で37ミリの激しい雨が降りました。

これまでの雨で福岡県と熊本県、山口県では「氾濫危険水位」を超えている川があります。

また福岡県と佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、鹿児島県、徳島県、高知県、京都府、それに静岡県では「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。

記録的な豪雨となった福岡県の大牟田市と鹿児島県の鹿屋市では、今月3日からの1週間で降った雨がいずれも平年の年間雨量のおよそ半分にのぼりました。

また熊本県や宮崎県、和歌山県でも平年の年間雨量の30%から40%前後に達しているところがあります。

今後の見通し

日本海にある前線上の低気圧が北東へ進み、西日本と東海では11日は局地的に、雷を伴って1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。また関東甲信や東北などでも、雷を伴って激しい雨が降るおそれがあります。

11日夕方までの24時間に降る雨の量はいずれも多いところで、
▽九州北部で250ミリ、
▽四国で200ミリ、
▽東海と九州南部で180ミリ、
▽北陸で150ミリ、
▽東北と関東甲信、近畿で120ミリ、
▽中国地方で80ミリと予想されています。

また12日夕方までの48時間には、
▽九州北部と東海で250ミリから350ミリ、
▽九州南部と四国で200ミリから300ミリ、
▽近畿と関東甲信、北陸で150ミリから200ミリ、
▽東北で120ミリから200ミリ、
▽中国地方で80ミリから130ミリの雨が降る見込みです。
豪雨に襲われた九州や岐阜県、長野県などでは、地盤が緩み川の堤防が傷んだ場所があるなど災害の危険性が非常に高い状態が続いています。

さらに、各地の大雨は12日以降も続くおそれがあります。

気象庁は土砂災害や川の氾濫、低い土地の浸水に厳重な警戒を続けるとともに、落雷や竜巻などの激しい突風にも十分注意するよう呼びかけています。

早めの避難が重要ですが、夜間は周囲の状況を把握しづらく、避難場所までの移動が難しい場合には、近くの頑丈な建物の高い階で崖や斜面と反対側の部屋に移動するなどして安全を確保して下さい。