セブン&アイHD コロナ影響で最終利益が大幅減 3~5月期決算

セブン&アイHD コロナ影響で最終利益が大幅減 3~5月期決算
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、流通大手のセブン&アイ・ホールディングスのことし3月から5月までの3か月間の決算は、最終的な利益が70%余り減少し、大幅な減益となりました。
セブン&アイが発表した、ことし3月から5月までの3か月間の決算によりますと、売り上げは1兆3918億円余りで、去年の同じ時期より12.8%減少、最終的な利益は139億円余りで、73.2%減少しました。

これは、外出の自粛などを受けて、オフィス街や行楽地でコンビニの売り上げが落ち込んだことに加えて、デパートや総合スーパー、それに外食でも休業や営業時間の短縮によって、売り上げが大幅に落ち込んだためです。

このほか、新型コロナウイルスの影響として、テナント賃料の減免などで295億円の特別損失を計上しました。

また、これまで未定としていた来年2月までの1年間の業績予想については、新型コロナウイルスの影響が残るとして、売り上げは5兆6920億円と前の年に比べて14.3%減少し、最終的な利益は1200億円と45%減少するとしています。