米老舗「ブルックス ブラザーズ」が経営破たん

米老舗「ブルックス ブラザーズ」が経営破たん
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「アメリカン・トラッド」と呼ばれるファッションスタイルで知られ、歴代の大統領も愛用したアメリカのファッションブランド「ブルックス ブラザーズ」が、8日、経営破たんしました。業績の伸び悩みに加えて、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた長期の店舗の休業で資金繰りに行き詰まったものと見られます。
会社側の発表によりますと、ブルックス ブラザーズは、8日、日本の民事再生法にあたる連邦破産法第11条の適用を裁判所に申請し、経営破たんしました。

1818年にニューヨークで創業したブルックスブラザーズは、紺色のジャケットにボタンダウンのシャツ、レジメンタルのネクタイといったいわゆる「アメリカン・トラッド」と呼ばれるファッションスタイルで人気を集めました。

ケネディ元大統領などが愛用したことでも知られていて日本にも40年以上前に進出し、80店舗近くを展開しています。

しかし、売り上げはここ数年、伸び悩んでいたうえ、新型コロナウイルスの感染拡大で長期間の休業を余儀なくされ、資金繰りに行き詰まったものと見られます。

会社側は、「新型ウイルスの感染拡大はとりわけ小売業にとって深刻な影響をもたらした」としたうえで、今後、新たな支援先を探すなどして経営再建をはかるとしています。