社会

東京都 病床3000床確保など医療体制強化へ 新型コロナ

東京都は新型コロナウイルスの感染状況や医療提供体制について、専門家の分析をもとに現状を評価する会議を開き、感染者が増え入院患者も増える見込みだとして都内で3000床の病床を確保するなど医療体制を強化していくことになりました。
9日午後から開かれた東京都のモニタリング会議は、小池知事のほか感染症の専門家などが出席しました。

会議では8日までの新たな感染者の数や感染経路が分からない人の数と増加比率、それに入院患者の数など感染状況や医療提供体制を示す7つの項目について、専門家が分析した結果が報告されました。

このなかで「感染状況」については今月2日の分析と同じく4段階の上から2番目の「感染が拡大しつつあると思われる」としています。

また、「医療提供体制」については入院患者数が2週連続で増加し今後も増える見込みであることなどから前回から1段階あげ、4段階の上から2番目の「体制強化が必要であると思われる」としています。

こうした分析に加え都は、40代や50代の感染の確認が増えていることや近い距離での接待を伴い夜間営業する飲食店だけでなく家族内や職場、会食の場などでも感染が広がっているなどとして、今後、都内で3000床の病床を確保するとともに、無症状や軽症の人向けの宿泊療養施設を今月中旬をめどに新たに開設し、医療体制を強化していくことになりました。

会議で小池知事は、「これから陽性者が増えることがあってもしっかりと受け入れられるようスムーズに展開していきたい」と述べました。

感染者数 1週間の平均108人

東京都は感染状況と医療提供体制について、8日までのモニタリングの分析結果を発表しました。

「感染状況」の項目のうち、新たな感染者数は1週間の平均で108人、新たな感染者のうち感染経路がわからない人の数は1週間の平均で43.7人となり、前の週と比較して増えています。

専門家は「感染経路は接待を伴う飲食店だけでなく、同居、職場、会食など多岐にわたっている。会食などを介した高齢者層への感染拡大にも注意が必要だ」などと分析し、感染状況の総括コメントは4段階の上から2番目、「感染が拡大しつつあると思われる」としています。

また、「医療提供体制」の項目では、検査の陽性率が5.6%、入院患者の数が444人と、いずれも前の週と比較して増えています。

専門家は「入院患者数は2週連続で大幅に増加していて3000床の病床確保が必要であると考える。単に部屋を用意すればすぐに稼働できるわけではなく患者のほかの病棟への移動時間などがかかる。病床確保については直ちに着手して、今後に備えるべきだ」などと分析し、医療提供体制の総括コメントは4段階の上から2番目、「体制強化が必要であると思われる」としています。

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