気象・災害

熊本 芦北町でボランティアが作業 コロナで県内に住む人限定

記録的な豪雨で多くの住宅や商店が浸水した熊本県芦北町では新型コロナウイルスの影響で県内に住む人に限定してボランティアの受け入れが始まり、集まった人たちは屋内に入り込んだ泥を洗い流すなどの作業に当たっています。
芦北町では豪雨で土砂崩れや近くを流れる川が氾濫し、住宅や商店が倒壊したり浸水したりする被害が出て、被災した人たちは後片づけに追われていますが、人手が足りない状況です。

芦北町社会福祉協議会は、被災者を支援するためボランティアセンターを設置しましたが、新型コロナウイルスの感染を予防するため、当面は対象を県内に住む人に限定して8日から受け入れを開始しました。

9日は熊本市や菊陽町などから17人が集まり、検温を行い現場へ向かっていきました。

菊陽町から訪れた20代の女性2人は、80代の夫婦が住む住宅を訪れ、浸水でこびりついた泥を洗い流す作業を行っていました。

作業に当たった住本茜さんは「熊本地震の時は被災してボランティアに参加できなかったので、同じ熊本の人を助けたいと思って参加しました。できるだけ役に立てるよう今後も参加したい」と話していました。ボランティアの受け付けは、毎日午前9時から芦北町田浦支所で行われます。

今週末は天候をみたうえで、受け付けを行うかどうかを社会福祉協議会のホームページに掲載するということです。

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