社会

接触確認アプリ 感染者からの登録 3人にとどまる 新型コロナ

新型コロナウイルスに感染した人と濃厚接触した疑いがある場合に通知を受けられる「接触確認アプリ」について、通知に必要な感染した人からの登録がこれまでに3人にとどまっていることが分かりました。厚生労働省は、感染拡大を防ぐためにアプリの利用を呼びかけています。
スマートフォンにダウンロードできるこの「接触確認アプリ」は利用者どうしが15分以上、1メートル以内に近づくと、相手のデータを互いに記録します。

新型コロナウイルスへの感染が確認された利用者が、保健所から発行される処理番号を登録すると、記録された相手に濃厚接触の疑いが通知されるしくみで、今月3日から通知ができるようになりました。

ところが、厚生労働省によりますと、感染が確認され処理番号を登録した利用者は、8日午後5時までに3人にとどまっているということです。

NHKのまとめによりますと、今月3日から7日までに感染が確認された人は全国で1100人余りに上っていて、感染をアプリに登録した人の割合は0.3%以下となっています。

一方、アプリのダウンロード数は、8日午後5時の時点でおよそ610万件となっています。

厚生労働省は「感染の拡大を防ぐためにアプリを利用してもらうよう協力を求めており、今後も周知に努めたい」と話しています。

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