新型コロナウイルスに感染し、3か月以上にわたって闘病生活を送っていたアメリカ・ニューヨークのブロードウェイで活躍する俳優が亡くなり、インターネット上には、その死を悼む投稿が相次いでいます。

新型コロナウイルスに感染して亡くなったのは、ニューヨークのブロードウェイで活躍する俳優のニック・コルデロさんです。

カナダ出身のコルデロさんは、数多くのミュージカルに出演し、2014年には、ミュージカル「ブロードウェイと銃弾」で、アメリカ演劇界で最高の栄誉とされるトニー賞にもノミネートされました。

しかし、新型コロナウイルスに感染してことし3月から入院し、合併症で右足を切断する手術を受けたほか、一時、意識不明の状態となり、ことし5月に意識が戻った際には、アメリカのメディアがその回復ぶりを大きく伝えていました。

しかし、コルデロさんは5日、3か月以上にわたる闘病の末、41歳で亡くなりました。

コルデロさんには、1歳の子どもがいて、コルデロさんの妻は、インスタグラムに「彼がいない私たちの人生など想像できません。心が砕けました」と悲痛な思いをつづっています。

また、妻のインスタグラムには、コルデロさんのファンからの励ましのことばとともに、「いつも私たちを楽しませてくれたあなたのミュージカルがもう見られないと思うと残念でしかたがありません」などとその死を悼む投稿が相次いでいます。