政府 イベントの開催制限 予定どおり10日に緩和へ 新型コロナ

政府 イベントの開催制限 予定どおり10日に緩和へ 新型コロナ
新型コロナウイルスの感染状況について、政府の分科会で、緊急事態宣言が出された4月上旬とは異なるという認識が示されました。政府は、イベントの開催制限を今月10日に予定どおり緩和することにしています。
新型コロナウイルス対策を話し合う専門家会議に代わる「新型コロナウイルス感染症対策分科会」が6日、初めて開かれ、新たな感染者が5日続けて100人を超えた東京の感染状況などをめぐって意見が交わされました。

専門家からは、若い世代の感染者が多く重症者も少ないことから医療提供体制はひっ迫しておらず、最初に緊急事態宣言が出された4月上旬とは異なるという認識が示されました。

また、今月10日に予定されているイベントの開催制限の緩和については、感染防止策の徹底などを前提に容認する見解も示されました。

このため政府は、イベントの参加人数の上限を、今の1000人から5000人に引き上げるなど予定どおり緩和することにしています。

一方、会合では、新たな感染者には感染経路が不明なケースが一定の割合で含まれているため、感染が各地に広がらないよう注視すべきだという意見も出されました。

政府は今月中旬にも改めて分科会を開き、感染拡大防止と社会経済活動の両立に向けて意見を聴くことにしています。