鹿児島 宮崎で猛烈な雨 川の氾濫も 熊本の被災地でも激しい雨

鹿児島 宮崎で猛烈な雨 川の氾濫も 熊本の被災地でも激しい雨
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前線の影響で、鹿児島県や宮崎県では6日朝から断続的に猛烈な雨が降って大雨となり、氾濫が発生している川があります。豪雨に襲われた熊本県の被災地でも激しい雨が降り、九州の各地で土砂災害や川の氾濫の危険性が非常に高い状態が続いていて、厳重な警戒が必要です。
気象庁によりますと、西日本から東日本に停滞する前線の影響で広い範囲で大気の状態が不安定になり、特に九州には発達した雨雲が次々に流れ込んでいます。

この時間は九州北部で雨が強まり、正午までの1時間に福岡県朝倉市で32ミリの激しい雨が降りました。

九州南部では6日朝、断続的に猛烈な雨が降り、
▽鹿児島県鹿屋市で午前6時半ごろまでの1時間に109.5ミリ、
▽志布志市で午前9時半すぎまでの1時間に88ミリの、猛烈な雨を観測し、いずれも観測史上1位の記録を更新しました。

鹿屋市では正午までの24時間に降った雨の量は482ミリに達するなど、鹿児島県の各地で7月1か月分を上回る大雨となっています。

これまでの雨で熊本県、鹿児島県、宮崎県、福岡県、大分県、佐賀県、高知県、静岡県、長野県では土砂災害の危険性が非常に高まり、「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。

川の水位も上がり、宮崎県串間市を流れる本城川で6日朝、氾濫が発生し、鹿児島県、宮崎県、福岡県では「氾濫危険水位」を超えている川があります。

前線停滞 広範囲で大雨のおそれ

今後の見通しです。
7日にかけて前線の活動が活発な状態が続く見込みで、西日本から東北の広い範囲で激しい雨が降り、局地的には1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降るおそれがあります。

4日、豪雨に襲われた熊本県でも7日明け方にかけて局地的に非常に激しい雨が降る見込みです。

7日朝までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで、
▽四国で300ミリ、
▽九州北部、近畿、東海で250ミリ、
▽関東甲信で200ミリ、
▽九州南部、中国地方、北陸で180ミリ、
▽東北で100ミリと予想されています。

8日朝までの48時間の雨量は、
▽東海で350~450ミリ、
▽四国と近畿で300~400ミリ、
▽九州北部で250~350ミリ、
▽九州南部、北陸、関東甲信で200~300ミリ、
▽中国地方で180~250ミリ、
▽東北で100~200ミリと予想されています。

前線は8日水曜日以降も本州付近に停滞するため広い範囲で大雨が続くおそれがあります。

豪雨に襲われた熊本県の被災地を含め、各地で地盤が緩み川の堤防が傷んだ場所があるなど災害の危険性が非常に高い状態になっています。

気象庁は、土砂災害、川の氾濫、低い土地の浸水に厳重に警戒するよう呼びかけています。

鹿屋 「家屋が浸水」情報相次ぐ

1時間に109.5ミリの猛烈な雨が降るなど、記録的な大雨となっている鹿児島県の鹿屋市には「各地で家屋が浸水した」という情報が複数寄せられているということです。

午前8時半現在、住民が逃げ遅れたり孤立したりといった情報はないということですが、市は確認を急いでいます。

鹿屋 「道路が冠水」通報相次ぐ

鹿屋市内では警察に「道路が冠水している」といった通報が相次いで寄せられ、道路が陥没するなどして車が立往生しているという通報も寄せられているということです。

また鹿屋市にも、道路が冠水したり、崩れた土砂が道路に流出したりしているという連絡が複数寄せられ、確認を急いでいます。