サグラダ・ファミリア教会 114日ぶりに内部を公開 新型コロナ

サグラダ・ファミリア教会 114日ぶりに内部を公開 新型コロナ
スペイン、バルセロナのサグラダ・ファミリア教会が新型コロナウイルスの感染拡大による閉鎖から114日ぶりに内部を公開しました。今回は医療従事者をはじめ、人々の生活を支えた商店主などを特別に招待し、感謝と敬意の気持ちを表したということです。
世界的な建築家、アントニオ・ガウディの代表作でスペイン有数の観光名所、サグラダ・ファミリア教会は4日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて閉鎖されたことし3月以来、114日ぶりに内部を公開しました。

今回は最前線でウイルスと闘ってきた人たちに感謝と敬意の気持ちを表そうと、市の病院で働く医師や看護師、その家族、そしてNGOや人々の生活を支えた商店主などを特別に招待したということです。

招待された女性医師は「この数か月の努力に対する贈り物のようなもので、とても感謝しています」と話していました。

スペインは夏のホリデーシーズンを前に主にヨーロッパの国々からの観光客の受け入れを再開し、深刻な打撃を受けた観光関連産業の復興に取り組む一方、感染の再拡大をどう抑えるかも課題となっています。

サグラダ・ファミリア教会は今月後半から市民を対象に無料での公開を予定していますが、その他の地域の人々への公開時期は未定だということです。